Microsoft Copilotの使い方|Word・Excel・PowerPointをAIで効率化する方法

Ai Basics

「Copilotって結局何ができるの?」「名前は聞くけど、どこから使えばいいのかわからない」

Microsoft 365を使っている方から、こういう声をよく耳にします。ChatGPTは試したけど、Copilotはまだ手付かず、という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Microsoft Copilot(旧Bing Chat)の概要から、Word・Excel・PowerPointそれぞれの具体的な使い方、実務でのBefore/After、よくあるつまずきまで一通り解説します。読み終えたら、今日から使い始められます。

Microsoft Copilotの使い方|Word・Excel・PowerPointをAIで効率化する方法

Microsoft Copilotとは?何が変わるか

Microsoft Copilotは、MicrosoftがOpenAIと共同開発したAIアシスタントです。大きく2種類あります。

Copilot(無料版): Windows 11のサイドバーやブラウザ(Edge)から誰でも使えるAIチャット。ChatGPTに近い使い勝手です。
Microsoft 365 Copilot(有料版): Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsなど、Officeアプリに直接組み込まれたAI。月額料金が必要(執筆時点・2026年4月)。

この記事では主に「Microsoft 365 Copilot」について解説します。GitHub Copilotとはまったくの別物で、コードを書けなくても使いこなせるのが最大の特徴です。

業務での変化を一言で言えば、「下書き・集計・スライド化を、自分で手を動かさずに終わらせられる」ことです。0→1の草稿を作る時間が大幅に減ります。

具体的な使い方(ステップバイステップ)

1. Wordで文章の下書きを作る

Wordで新規ドキュメントを開くと、右上または画面中央に「Copilotで下書き」ボタンが表示されます。クリックするとプロンプト入力欄が出てきます。

例えば、社内向けの業務報告を書きたいとき、次のように入力します。

2026年第1四半期の営業活動報告書を書いてください。 対象期間:1月〜3月 主な内容:新規顧客獲得10社、既存顧客フォロー20社、目標達成率95% 読み手:社内の上司・部門長 トーンは丁寧なビジネス文書で。

数秒で500〜800字程度の報告書の骨格が出てきます。そのまま使えることも多いですが、固有名詞や数字は必ず確認してください。

また、既存の文章を選択して右クリックすると「Copilotで書き直す」「要約する」「トーンを変える」などのメニューが出てきます。長い報告書を3行に要約させる使い方も便利です。

2. Excelでデータを集計・分析する

Excelの「Copilot」ボタン(リボン上)をクリックすると、右側にパネルが開きます。テーブル形式のデータが入ったシートを開いた状態で使います。

チャット欄に自然な日本語で指示を入れるだけで操作できます。

月別の売上合計を計算して、新しい列に追加してください。

売上が上位3位の担当者を教えてください。

このデータをグラフにしてください。棒グラフで月別の推移がわかるように。

数式がわからなくても、聞いた内容をそのまま実行してくれます。ただし、データがテーブル形式(Ctrl+Tで変換)になっていないと機能が制限されます。事前に確認しておきましょう。

3. PowerPointでスライドを自動生成する

PowerPointのCopilotには2つの使い方があります。

テキストからスライドを作る: プレゼンのアウトラインや概要を入力すると、自動でスライドセットを生成します。
Wordドキュメントからスライドを作る: 「このWordファイルをもとにプレゼンを作成して」と指示すると、文書の構造に合わせてスライドを組み立ててくれます。

後者が特に便利で、報告書や企画書のWordファイルを事前に用意しておけば、スライド化の手間がほぼゼロになります。

添付のWordファイル「新製品企画書.docx」をもとに、 経営会議向けのプレゼンスライドを10枚程度で作成してください。 各スライドは見出し+箇条書き3〜4点でまとめてください。

デザインは自動で当たりますが、見た目の調整は後から手作業で仕上げるイメージで使うのが現実的です。

Microsoft Copilotの使い方|Word・Excel・PowerPointをAIで効率化する方法 - 解説

実務での活用例(Before/After)

業務 Before After(Copilot活用)
週次報告書の作成 30分かけて一から文章を組み立てる 箇条書きメモを渡して5分で下書き完成
月次売上集計 関数を調べながら1時間 Copilotに指示して10分で集計+グラフ完成
会議用スライド 資料を見ながら2時間かけてスライド化 Wordから自動生成、微調整で30分に短縮
Outlookの長文メール返信 要点をまとめながら15分 「3点を踏まえて返信案を作成」で3分

実際に使ってみると、「0から書く」作業が最も時間を食っていたことに気づきます。Copilotは「まず形にする」部分を肩代わりしてくれるので、その後の修正・判断に集中できます。

なお、DX推進やAI導入戦略を組織全体で考えたい方には、DXマスター.JPも参考になります。現場の実務改善だけでなく、経営層向けのDX推進視点での情報を発信しています。

うまくいかない時の対処法

「Copilotボタンが表示されない」: Microsoft 365のライセンスにCopilotが含まれているか確認してください。Microsoft 365 Copilotは別途契約が必要です(執筆時点・2026年4月)。個人向けと法人向けで料金体系が異なります。
「Excelで使えない」: データがテーブル形式になっているか確認。Ctrl+Tでテーブル化してから再試行してください。
「出力の精度が低い」: プロンプトに「読み手」「目的」「文字数」を明示すると精度が上がります。漠然とした指示ほど漠然とした出力になります。
「内容が合っているか不安」: 数字・固有名詞・日付は必ず手動で確認してください。Copilotはハルシネーション(もっともらしい誤情報の生成)を起こすことがあります。特に数値データは元データと照合する習慣をつけましょう。
「スライドのデザインがイマイチ」: テーマやレイアウトは生成後に手動で調整するのが前提です。「見た目の完成品」を求めるのではなく「構造の下書き」として活用するのがコツです。

Microsoft Copilotの使い方|Word・Excel・PowerPointをAIで効率化する方法 - まとめ

本記事のまとめ

Microsoft Copilotは、コードを一切書かなくても、Office作業を大幅に効率化できるAIツールです。

Word: 報告書や提案書の下書き、文章の要約・書き直し
Excel: 自然言語での集計・グラフ作成、関数不要の分析
PowerPoint: WordドキュメントからのスライドAI自動生成

使い始めのコツは「0から完成品を求めない」こと。まず形を作ってもらい、そこから自分で手を加える流れが最も効率的です。

精度への過信は禁物ですが、繰り返し使って指示の出し方に慣れてくると、1日あたりの定型業務がまとめて1〜2時間短縮できます。まずは今日、Wordで一本下書きを作るところから試してみてください。

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