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Midjourneyの始め方2026|料金・使い方・ビジネス活用を非エンジニアが徹底解説

プレゼン資料やSNS投稿に使える画像を探して、ストックフォトサービスを延々とスクロールした経験はないでしょうか。「欲しいイメージに合う写真が見つからない」「使いたい画像は有料プランでないとダウンロードできない」という状況に陥りがちです。

Midjourney(ミッドジャーニー)を使えば、テキストで説明するだけでプロレベルの画像を30秒で生成できます。デザインソフトの知識もイラストスキルも一切不要。会社のプレゼン資料、SNS投稿バナー、社内研修資料の表紙など、ビジネスで必要な画像素材を自分でサクサク作れるようになります。

この記事では、Midjourneyの基本概念と料金プランの選び方から、実際のプロンプト(指示文)の書き方、ビジネスでそのまま使える活用例まで、非エンジニアの方でも今日から試せる形で解説します。

目次

Midjourneyとは?AIが画像を生成する仕組みを理解する

Midjourneyは、米国の独立研究所Midjourney, Inc.が開発したAI画像生成ツールです。2022年のパブリックベータ公開以来、その圧倒的な画像品質と多様なスタイル表現力で、世界中のクリエイターとビジネスパーソンに使われてきました。

仕組みをひとことで言うと、「大量の画像とその説明文を学習したAIが、新しいテキスト指示から画像を生成する」技術です。利用者はテキスト(プロンプト)を入力するだけで、AIが自動的に画像を描き上げます。

Midjourneyが他のAI画像生成ツールと異なる点

画質と表現力: 写真と見間違えるほどリアルな画像から、水彩・油絵・フラットイラスト・ベクター風まで、幅広いスタイルを高品質で生成できる
ビジネス用途への適性: 企業向けのクリーンなイラスト、商業写真風の素材、ブランドカラーを意識したデザインが得意
プロンプトの柔軟性: 英語で書いた指示文にパラメーターを追加するだけで、縦横比・品質・スタイルを細かく調整できる
一貫性の維持: スタイルリファレンス機能を使うと、複数枚の画像を統一したトーンで生成できる

一方で、AIが得意でない領域もあります。人物の手指の正確な描写、特定のロゴや文字の再現、最新ニュースや実在する特定の人物をそのまま写実化することは現時点では苦手です。「必要なビジネス用画像素材を手早く作る」という目的においては、現在も最高峰のツールです。

料金プランと始め方(執筆時点:2026年6月)

Midjourneyは月額サブスクリプション制で提供されています。無料トライアルは現在終了しており、利用開始には登録と支払いが必要です(最新の料金・プラン内容はMidjourney公式サイトで必ずご確認ください)。

プラン 月額(月払い) 高速生成枠 おすすめ用途
Basic $10(約1,500円) 約200枚/月相当 使い方を試したい個人
Standard $30(約4,500円) 15時間/月+低速無制限 日常的に使う個人・小規模チーム
Pro $60(約9,000円) 30時間/月+ステルスモード 会社での業務利用・非公開生成が必要な場合
Mega $120(約18,000円) 60時間/月+ステルスモード 大量生成が必要なチーム・プロ向け

ステルスモードとは何か

StandardプランまでのデフォルトではMidjourneyが生成した画像はコミュニティギャラリーに公開されます。つまり他のユーザーが自分のプロンプトと生成画像を閲覧できる状態です。社外秘の内容をプロンプトに含める、競合に制作物を見られたくない、という場合はProプラン以上のステルスモードを選択してください。

始め方の手順(Webアプリ経由)

ステップ1: midjourney.com にアクセスし、「Sign In」をクリック
ステップ2: Discordアカウント、Google、またはAppleアカウントでサインアップ
ステップ3: 「Subscribe」から利用プランを選択し、支払い情報を入力
ステップ4: ダッシュボードに戻り、プロンプト入力欄に指示文を入力して「Generate」を押す

以前はDiscordチャット内でコマンドを打つ方式が主流でしたが、現在はWebアプリから直接操作できます。Discordを使ったことがない方でも戸惑わずに始められます。

プロンプトの基本構造を身につける

Midjourneyへの指示(プロンプト)は英語で書きます。英語が苦手でも大丈夫です。「何が写っているか」「どんなスタイルか」「どんな雰囲気・色合いか」を英単語で並べるだけで機能します。ChatGPTやClaudeに「このシーンをMidjourney用の英語プロンプトに変換して」と依頼する方法もよく使われています。

1. 基本の4要素でプロンプトを組み立てる

【プロンプトの基本構造】 [主題・被写体] + [スタイル・表現方法] + [雰囲気・色] + [構図・用途] 【例1:プレゼン用フラットイラスト】 business team discussing digital strategy around a table, flat vector illustration, dark navy blue background, minimal corporate style, clean lines 【例2:SNS投稿用の抽象ビジュアル】 abstract geometric shapes representing data flow and AI, flat design, purple and white color scheme, tech startup aesthetic, professional 【例3:商品写真風の素材】 eco-friendly coffee packaging on marble surface, commercial product photography style, soft natural lighting, white background, minimal shadows

プロンプトが長くても短くても動きますが、スタイルの指定(flat illustration / photorealistic / watercolor など)を入れると意図したイメージに近づきやすくなります。

2. よく使うパラメーターで仕上がりを調整する

プロンプトの末尾にパラメーターを追加することで、縦横比や品質などを指定できます。

パラメーター 意味 使いどころ
–ar 16:9 横長(アスペクト比16対9) プレゼン挿絵・Webバナー・アイキャッチ画像
–ar 1:1 正方形 Instagram投稿・プロフィールアイコン
–ar 9:16 縦長 Instagramストーリーズ・スマホ壁紙
–no text 文字を生成しない 後からCanvaやPowerPointでテキストを重ねる場合
–style raw Midjourneyの自動補正を最小化 自分のプロンプトに忠実な出力を得たい場合
–q 2 高品質モード(生成時間が長くなる) 印刷物や大きく表示する素材を作る場合

パラメーターを追加したプロンプト例

【ビジネスプレゼン用・横長・文字なし】 modern office interior with large windows and city view, minimalist corporate design, blue and white tones, professional atmosphere --ar 16:9 --no text 【Instagram投稿用・正方形・高品質】 flat illustration of productivity and time management, colorful geometric shapes, clean background, business lifestyle aesthetic --ar 1:1 --q 2

3. バリエーション機能で最適な1枚を選ぶ

Midjourneyは1回のプロンプトで4枚の候補画像を同時に生成します。4枚の中から気に入った番号を選んで次の操作を行います。

U(アップスケール): 選んだ画像を高解像度で書き出す。最終的に使う1枚を確定するときに使う
V(バリエーション): 選んだ画像に近いスタイルで4枚を再生成する。「方向性はOKだけど微調整したい」場面に最適
🔄(リロール): 同じプロンプトで全く新しい4枚を生成する

「この画像の構図は好きだけど色を変えたい」というときはVボタンを2~3回繰り返すのが効率的です。

4. スタイル一貫性を保つ方法

シリーズで複数の画像を作る際、毎回バラバラなテイストになってしまうことがあります。これを防ぐには「–sref(スタイルリファレンス)」パラメーターを使います。

【スタイルリファレンスの使い方】 まず1枚気に入った画像を生成してアップスケール(U)する。 その画像のURLをコピーして、次のプロンプトに追加する。 例: new scene with different content --sref [参照画像のURL] --sw 100 --sw(スタイルウェイト)の値が大きいほど参照画像のスタイルを強く反映。 50~100が実用的な範囲。

SNS投稿の統一テイスト、会社の研修資料シリーズ、製品カタログの挿絵など、複数枚を同じ雰囲気でそろえたい場面で効果を発揮します。

ビジネスでの実務活用例(Before/After)

活用例1:プレゼン資料の挿絵

Before: Shutterstockで「DX 推進 チーム」「AI 業務効率化」などで検索するが、外国人モデルの写真や古くさいデザインばかり。自社のブランドカラーに合う素材が見つからない。選定作業だけで20~30分を消費する。
After: Midjourneyに「digital transformation concept, japanese office team collaborating, flat illustration style, dark blue background, minimal corporate」と入力。自社のイメージに合ったイラストが30秒で4枚生成される。パラメーターで「–ar 16:9 –no text」を追加して横長・文字なしの形式で出力。PowerPointに直接貼り付けて完成。

活用例2:SNS投稿バナーの制作

Before: Canvaのテンプレートに頼るため、どの企業のSNS投稿も似たような雰囲気になる。競合との差別化が難しい。デザイナーに依頼すると1点3,000~5,000円、3日待ちが当たり前。
After: Midjourneyで自社のトーン(例:濃いグレー背景+紫アクセントのフラットイラスト)に合った画像を生成してCanvaに読み込み、テキストを重ねる。一連の作業が10~15分で完結する。同じ「–sref」を使い回すことで投稿の一貫性も保てる。

活用例3:ランディングページやメールマガジンのヘッダー画像

Before: Webデザイナーへの外注費が発生し、修正のたびに追加コストがかかる。試作段階でイメージを共有するための素材がない。
After: 「service landing page hero image, abstract tech background, gradient purple to dark blue, professional, no text –ar 16:9」で複数パターンを生成してデザイナーやチームメンバーにリファレンスとして提示。合意形成後に制作に入るため手戻りが激減する。

活用例4:社内研修資料・勉強会スライドの表紙

Before: 毎回PowerPointのデフォルトテンプレートを使いまわしており、資料の見た目が単調。
After: 研修テーマに合わせた画像(例:セキュリティ研修なら「cybersecurity concept, shield and lock icon, dark background, professional flat illustration」)を生成。表紙だけで印象が大きく変わり、参加者の興味を引きやすくなる。

コピペで使えるビジネス用プロンプト集

【プレゼン資料の挿絵(フラットイラスト横長)】 business strategy meeting with data charts on screen, flat vector illustration, dark navy background, minimal corporate style, white and blue accents --ar 16:9 --no text 【SNS用抽象バナー(正方形)】 abstract digital technology concept with geometric shapes, gradient purple to blue, clean minimal design, professional tech aesthetic --ar 1:1 【商品・サービス紹介用ビジュアル(横長・写真風)】 modern smartphone on clean desk with notebook and coffee, commercial photography style, soft lighting, white and light gray background --ar 16:9 --style raw 【採用・人事向け画像(チームワーク)】 diverse professional team working together in modern office, flat illustration style, warm colors, positive atmosphere, corporate team building --ar 16:9 --no text 【メルマガヘッダー用(抽象ビジュアル)】 email newsletter header concept, abstract flowing lines, brand color purple gradient, minimal modern design, digital communication --ar 3:1 --no text

うまくいかないときの対処法

問題1:「思ったイメージと全然違う画像が出てくる」

プロンプトの情報量不足が原因のほとんどです。スタイル(flat illustration / photorealistic / watercolor painting)と背景色、「何を含めないか」(–no text / –no people)を明示しましょう。指示が曖昧なほどMidjourneyは独自解釈で補完します。

問題2:「人物の手がおかしい・顔が崩れる」

AI画像生成全般が抱える課題で、現時点では完全に解消されていません。実用的な対処法は2つあります。①手が映らないアングルのプロンプト(「aerial view」「close-up of face only」「back view」)で回避する。②生成後にAdobeのGenerative Fill機能やPhotoshopで後修正する。

問題3:「同じテイストで複数枚作ると毎回バラバラになる」

前述の「–sref」パラメーターを活用してください。最初に1枚理想の画像を作り、そのURLを参照元にすることでスタイルを固定できます。

問題4:「英語でプロンプトを書くのが大変」

ChatGPTやClaudeに日本語でイメージを伝えて英語プロンプトに変換してもらう方法が効率的です。以下のようなプロンプトをAIに投げると素早く変換できます。

【ChatGPT/Claudeに依頼するプロンプト例】 「以下のイメージをMidjourney用の英語プロンプトに変換してください。 パラメーターは --ar 16:9 --no text を末尾に追加してください。 イメージ: ・テーマ:AIを使って業務効率化する場面 ・スタイル:フラットイラスト、コーポレート向け ・色:濃いグレー背景に紫のアクセント ・文字は含めない」

問題5:「商用利用していいのか不安」

Midjourneyの有料プランで生成した画像は商用利用が可能です(執筆時点)。ただし、Standardプランまではデフォルトで画像がコミュニティに公開されます。社外秘の内容をプロンプトに含める場合はProプラン以上のステルスモードを使用してください。正式なポリシーはMidjourney利用規約(英語)で最新情報を確認することをおすすめします。

本記事のまとめ

Midjourneyはプロンプトを入力するだけで、ビジネスに使えるプロレベルの画像を30秒で生成できるAIツールです。デザインスキルがなくても、ストックフォトより低コストで自社オリジナルの画像素材を用意できます。

やりたいこと プロンプトのキーワード例 推奨パラメーター
プレゼン挿絵 flat illustration, corporate, [テーマ] –ar 16:9 –no text
SNS投稿バナー minimal design, [ブランドカラー], geometric –ar 1:1 または –ar 4:5
Webサイト・LPのヘッダー hero image, abstract, professional, gradient –ar 16:9 –no text
研修資料の表紙 professional cover art, [研修テーマ], clean –ar 16:9 –q 2
商品・サービス紹介 product photography, commercial style, studio –ar 16:9 –style raw

まずはStandardプランで1ヶ月試してみてください。使う枚数が少ないと感じたらBasicに切り替え、業務で頻繁に使うようになったらProへアップグレードするのが賢い進め方です。最初は「同じプロンプトでV(バリエーション)ボタンを押し続けて理想の1枚を探す」作業を繰り返すだけで、プロンプトの感覚が自然とつかめてきます。

AIを使った画像制作が日常になると、デザイナーへの外注コストの削減だけでなく、「どんな画像がほしいか」をチームで言語化する習慣も生まれます。そこから社内のAI活用文化が広がっていくケースも少なくありません。

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