MENU

DALL-E 3の使い方|ChatGPTから使えるAI画像生成でビジネス素材を作る実践ガイド

プレゼン資料に使う画像を探してフリー素材サイトを何十分もかけて検索したのに、結局ピッタリな画像が見つからなかった経験はありませんか?

DALL-E 3を使えば、「明るいオフィスでAIを活用するビジネスシーン、フラットイラスト風、16:9横長」と日本語で伝えるだけで、10秒以内にオリジナル画像を生成できます。

この記事では、ChatGPT Plusから今日すぐ使えるDALL-E 3の始め方から、ビジネスで即役立つ日本語プロンプトのコツ、著作権・商用利用の注意点まで、非エンジニアの方が読んでそのまま試せるレベルで解説します。

目次

DALL-E 3とは?ChatGPTから使えるOpenAIのAI画像生成エンジン

DALL-E 3(ダリ・スリー)は、OpenAIが開発したAI画像生成エンジンです。2023年10月のリリース以来、ビジネスでのAI画像活用において最も手軽に使えるツールのひとつとして定着しています。

最大の特徴は、日本語を含む自然な言葉のプロンプトを高精度で理解する点です。前バージョンのDALL-E 2では英語でのプロンプトが推奨されていましたが、DALL-E 3からは日本語でも十分な精度で意図を反映できます。

DALL-E 3はアプリ単体ではなく「エンジン」であるため、以下の方法で利用します。

ChatGPT Plus/Pro経由: 最も手軽。チャット画面から「〇〇の画像を作って」と指示するだけで使える
OpenAI API経由: 自社システムや自動化ワークフローに組み込む場合に利用
Bing Image Creator経由: MicrosoftのサービスはDALL-E 3を採用しており、Microsoftアカウントがあれば無料枠で試せる

本記事では最も多くのビジネスパーソンにとって現実的な選択肢である、ChatGPT Plus経由の使い方をメインに解説します。

DALL-E 3の始め方|ChatGPT Plusからの使い方

1. ChatGPT Plusプランに加入する

DALL-E 3はChatGPT Plusプラン以上で利用できます(執筆時点: 2026年6月)。ChatGPT無料版(Free)では画像生成機能は使えないため、まずプランを確認してください。

ChatGPT Plusは月額制で、最新の料金はOpenAI公式サイト(chatgpt.com)でご確認ください。プランや為替によって円建て金額は変動します。登録後すぐにDALL-E 3が使えるようになり、追加設定は不要です。

2. ChatGPTに画像生成を依頼する

ChatGPT Plusにログインし、新しいチャットを開いてそのまま日本語で画像生成の依頼を入力します。「〇〇の画像を作って」と伝えるだけで、自動的にDALL-E 3が起動します。

操作の流れ:

・chatgpt.com にログイン → 左側サイドバーの「New chat」をクリック
・チャット入力欄に画像のイメージを日本語で入力して送信
・10~30秒ほどで画像が生成される
・「もう少し明るくして」「背景をシンプルにして」と追加指示で微調整できる

3. 生成された画像をダウンロードする

生成された画像にマウスを乗せると「ダウンロード」ボタンが表示されます。PNG形式でダウンロードでき、そのままPowerPointやGoogleスライドに貼り付けて使えます。

ChatGPT経由では1回のプロンプトで基本的に1枚の画像が生成されます。気に入らない場合は「別のバリエーションを3枚作って」と伝えるか、プロンプトを修正して再生成してください。

狙い通りの画像を作る日本語プロンプトの書き方

【基本】4要素を組み合わせたプロンプト設計

DALL-E 3のプロンプトは以下の4要素を組み合わせると再現性が格段に上がります。

要素 内容 記述例
①主題 何を・誰を描くか スーツ姿の日本人ビジネスパーソン
②シーン・背景 どこで、どんな状況か 明るいオフィスでノートPCを操作している
③スタイル 画風・質感の指定 フラットイラスト風、写真風、水彩画風
④構図・比率 アングルと画面比率 正面、俯瞰、バストショット、16:9横長

【実践】ビジネスで即使えるプロンプトテンプレート集

テンプレート1: プレゼン用コンセプト図

AIと人間が協力して仕事を進めるコンセプト図。 人型ロボットとスーツ姿のビジネスパーソンが 並んでPCを見ている横並びの構図。 紫と青のグラデーション背景。 フラットイラスト風、ベクターアート、16:9横長。 テキストや文字は一切含めないこと。

このプロンプトで生成されるのは、紫系グラデーションを背景にロボットとビジネスパーソンが並ぶクリーンなフラットイラストです。スライドのトップ画像やセクション区切りに使いやすい仕上がりになります。

テンプレート2: SNS投稿用の雰囲気素材

コーヒーカップとノートPCが置かれたデスクを 真上から見た俯瞰アングル。 温かみのある木目調デスク、自然光。 ミニマルでおしゃれなワークスペースの雰囲気。 写真風(フォトリアル)、1:1正方形。 テキストや文字は一切含めないこと。

テンプレート3: 提案書・報告書のヘッダー画像

中小企業のオフィスでタブレットを囲む チームミーティングの様子。 3~4名の日本人ビジネスパーソン(男女混合)、 カジュアルビジネス服。 明るく清潔感のあるオフィス空間。 写真風、16:9横長。 テキストや文字は一切含めないこと。

【ポイント】精度を上げる3つのコツ

「テキストなし」を必ず明示する: DALL-E 3はプロンプトに含まれない文字列を画像内に自動で描画することがある。「テキストや文字は一切含めないこと」と一行追加するだけで発生頻度を大幅に抑えられる
スタイルを具体的に指定する: 「きれいな感じで」は伝わりにくい。「フラットイラスト風」「写真風(フォトリアル)」「水彩画風」「3Dレンダリング風」のように画風を具体的に指定すると再現性が上がる
比率をあらかじめ指定する: 「16:9横長」「1:1正方形」「9:16縦長」など用途に合わせた比率を指定しておくと、後からトリミングする手間が省ける

ビジネスでの活用例(Before/After)

活用例1: プレゼン資料のビジュアル強化

Before: フリー素材サイトで「AI 仕事効率化」と検索するが、外国人モデルが写った資料のトーンに合わない写真しか見つからない。素材探しだけで30分以上かかることも珍しくなかった。

After: DALL-E 3に「日本のオフィスでAIを活用する会議シーン、フラットイラスト、紫系カラー」と指定し、スライドの配色に合ったオリジナル画像を30秒で生成。資料全体に統一感が出るようになった。

特に効果的な用途:

・スライドの表紙・タイトルページの背景画像
・各セクションの概念を視覚化するコンセプト図
・データスライドの視認性を補うアクセントビジュアル

活用例2: ブログ・SNSのアイキャッチ素材量産

Before: 記事ごとにアイキャッチ画像を探す作業に1本あたり15~30分かかっていた。フリー素材はサイト全体の統一感を出しにくく、ブランドイメージも定まりにくかった。

After: テーマに合わせたプロンプトのひな形を3~4種類用意しておき、記事ごとにキーワードを差し替えてDALL-E 3で生成。スタイルを固定することで、サイト全体の画像に一貫したトーンが生まれた。

活用例3: 商品・サービスのビジュアルモック作成

新サービスのアイデア段階でデザイナーへ依頼する前に、「こんな雰囲気のデザイン」というイメージをDALL-E 3で視覚化することで、社内の認識合わせがスムーズになります。デザイン発注のブリーフィング時間を大幅に短縮できた、という活用事例も増えています。

DALL-E 3でうまくいかない時の対処法

問題1: 思ったイメージと全く違う画像が生成される

対処法: プロンプトが曖昧なときに起きやすいです。スタイル(「フォトリアル」「フラットイラスト」「3Dレンダリング」など)を明示してください。また「〇〇は含めないこと」という除外指定を追加することで、不要な要素が入り込む問題を防げます。

問題2: 画像内に意味不明な文字が入る

対処法: これはDALL-E 3に限らず多くのAI画像生成ツールで見られる既知の弱点です。プロンプトの末尾に「テキストや文字は一切含めないこと」と明記することで発生頻度を大幅に減らせます。それでも残る場合は、Canvaの「背景リムーバー」やAdobeの「生成塗りつぶし」で後処理してください。

問題3: 人物の手や指がおかしい

対処法: 生成AIは手や指の自然な描写が苦手です。人物の手が画面に映らないアングル(胸から上のバストショット、顔のクローズアップなど)をプロンプトで指定するのが最も現実的な対処法です。どうしても手が必要な場合は、生成後にAdobe Fireflyの「生成塗りつぶし」機能で修正する方法があります。

問題4: 生成が拒否される(コンテンツポリシーエラー)

対処法: OpenAIには特定の表現を制限するコンテンツポリシーがあります。実在の著名人の名前、著作権のあるキャラクター名(アニメ・漫画等)、暴力・成人向け表現を含むプロンプトは生成拒否されます。ビジネス用途では基本的に問題になりませんが、人物名を含む場合は「架空のビジネスパーソン」という表現に言い換えると解決することが多いです。

DALL-E 3の著作権・商用利用について

DALL-E 3で生成した画像の商用利用は、OpenAIの利用規約(執筆時点: 2026年6月)上は原則として認められています。ただし以下の点に注意が必要です。

実在の人物の肖像: 特定の有名人や実在人物に似た画像の商用利用はリスクが高い。「架空の人物」として生成するよう指定すること
既存キャラクターの模倣: 著作権のあるアニメ・漫画キャラクターを模倣した画像は著作権侵害になる可能性がある
AI生成物の著作権帰属: 日本では2026年6月時点でもAI生成画像の著作権帰属は議論が続いている。商用利用の前に自社の法務部門への確認を推奨する

最新の利用規約はOpenAI公式サイト(英語)で必ずご確認ください。規約は随時更新されます。

Midjourney・Adobe Fireflyとの使い分け

ツール 強み 向いている用途
DALL-E 3 ChatGPTとシームレスに連携。日本語プロンプトの精度が高い。会話形式で微調整できる プレゼン資料・SNS素材・スピード重視の用途
Midjourney アーティスティックな画風の再現性が高く、完成度の高いビジュアルを作りやすい 広告クリエイティブ・ブランドビジュアル
Adobe Firefly 商用利用に特化した設計。学習データの透明性が高く、企業利用でも安心 商用素材・Adobe製品との連携が必要な場合

まず日常業務のスピード感で使うならDALL-E 3、高品質なクリエイティブ用途にはMidjourney、商用利用の安心感を重視するならAdobe Fireflyという使い分けが現実的です。

本記事のまとめ

DALL-E 3はChatGPT Plusから今日すぐ使えるAI画像生成エンジンです。日本語プロンプトで高精度な画像が生成でき、デザインスキルがなくても、プレゼン資料・SNS素材・提案書のビジュアルを短時間で用意できます。

用途 プロンプトのポイント 注意点
プレゼン資料 スタイル(フラットイラスト等)と比率を指定 「テキストなし」を必ず明示
SNSバナー 雰囲気・トーンと比率を具体的に伝える 写真風/イラスト風を用途で使い分ける
提案書ヘッダー 人物のアングル・服装を具体的に指定 手・指が映らないアングルが安全
モックアップ 製品の形状・色・素材を詳細に記述 商用利用前に著作権を確認

まずは「ChatGPTに画像を作って」と話しかけるところから始めてみてください。最初の1枚を作るハードルは思っているより低く、一度試せば画像探しにかける時間がいかにもったいなかったか実感できるはずです。

AI画像活用を社内に定着させる方法やDX全体の進め方については、姉妹サイトDXマスター.JPでも詳しく解説しています。

フリー素材探しに時間を使い続けますか?

DALL-E 3をはじめとした生成AIツールを業務に組み込む実践ノウハウを、毎週メルマガでお届けしています。
生成AIを”使う側”から”使いこなす側”へステップアップしたい方へ、メルマガで実践的なAI活用ノウハウをお届けしています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次