「プレゼン資料や提案書に使えるオリジナル画像が欲しいのに、ストック写真は雰囲気が合わない」「画像生成AIって何を使えばいいかわからない」——そんな悩みを持つビジネスパーソンに、いま最もおすすめできるツールの一つがLeonardo AIです。
無料プランでも1日あたり約50枚の画像を生成でき、プロンプトの書き方次第でスタジオ品質のビジュアルが作れます。Midjourney(有料サブスクのみ)やDALL-E(ChatGPTアカウント前提)と比べて登録のハードルが低く、UIも直感的です。
この記事では、Leonardo AIを使って業務で即活用できるオリジナル画像を生成する方法を解説します。アカウント登録から、プロンプトの書き方、実務での具体的な活用例まで、非エンジニアでもそのまま試せる内容にまとめました。
Leonardo AIとは?生成AIツールが変える画像制作の常識
Leonardo AIは、オーストラリア発のAI画像生成プラットフォームです。Stable Diffusionをベースとした独自モデルを複数搭載しており、執筆時点(2026年5月)では「Leonardo Phoenix」「Flux Dev」「Alchemy」など用途に合わせたモデルを選択できます。
最大の特徴は、1つのプラットフォームで多彩な生成スタイルに対応できる点です。写実的な人物写真、ビジネス向けのフラットイラスト、アニメ調のイラスト、商品画像のモックアップなど、目的に合わせてモデルとスタイルを切り替えられます。
競合ツールと比べたときの主な位置づけは次のとおりです。
| ツール名 | 強み | 無料プラン | 対象ユーザー |
|---|---|---|---|
| Leonardo AI | モデルの多様性・UIの使いやすさ | あり(150トークン/日) | ビジネスパーソン全般 |
| Midjourney | アート品質が高い | なし(月額10ドル~) | デザイナー・クリエイター |
| DALL-E 3 | ChatGPTとの連携がスムーズ | ChatGPT無料版に月15回含む | ChatGPTユーザー |
| Adobe Firefly | 商用利用の法的安全性が高い | 月25クレジット | 商用コンテンツ制作者 |
Leonardo AIが「業務利用の入り口」として優れているのは、無料でも十分な枚数を試せることと、プロンプトの学習コストが低いことの2点です。画像生成AI初挑戦でも、30分ほどで実用的な画像を作れるようになります。
Leonardo AIの始め方(アカウント登録から初回生成まで)
1. アカウント登録(5分で完了)
Leonardo AIのアカウント登録は、Googleアカウントまたはメールアドレスとパスワードで行います。公式サイト(app.leonardo.ai)にアクセスして「Get Started」から登録できます。
登録後、ユーザー名の設定と「どんな目的で使いますか?」というアンケートが表示されます。ここでの回答内容によって機能制限が変わることはないため、正直に答えて問題ありません。「Business / Marketing」を選ぶとビジネス向けのチュートリアルが表示されます。
無料プランの仕様(執筆時点:2026年5月):
・1日あたり150トークン付与(毎日リセット)
・通常の512×512画像生成で1~3トークン消費
・高解像度(1024×1024)や高品質設定では消費トークンが増加
・トークンの追加購入も可能(有料プランは月額12ドル~)
2. ダッシュボードの見方
ログイン後に表示されるダッシュボードの主な機能は次のとおりです。
・Image Generation(画像生成): メインの生成機能。プロンプトを入力して画像を生成するページ
・AI Canvas: 生成した画像に描き加えたり、部分修正(インペインティング)ができるエディタ
・Personal Feed: 自分が生成した画像の履歴
・Community Feed: 他ユーザーの生成画像と使用プロンプトが公開されている(参考になる)
・Fine Tuning: 特定のスタイルや人物をAIに学習させる機能(有料プランで本格活用)
最初は「Image Generation」だけ使いこなせれば十分です。
3. 最初の画像生成
Image Generationページを開くと、画面の主要エリアは次の4つに分かれています。
・プロンプト入力欄(上部): 生成したい画像を英語または日本語で記述する
・モデル選択(左サイドバー): 画像スタイルに合わせたAIモデルを選択
・設定パネル(左サイドバー): 解像度、生成枚数、品質(Alchemy)などを指定
・生成結果(メインエリア): 生成された画像が表示される
初回は「Leonardo Phoenix」モデルを選んで、シンプルなプロンプトを試してみてください。日本語プロンプトにも対応していますが、英語のほうが精度は高い傾向があります。
狙い通りの画像を作るプロンプトの書き方
Leonardo AIの画像品質は、プロンプトの書き方で大きく変わります。コツを押さえれば、同じ無料プランでも格段に良い結果が得られます。
【ポイント1】基本構造「主題 + スタイル + 雰囲気 + 品質指定」
効果的なプロンプトの基本構造を覚えておきましょう。次の例をそのままコピーして使えます。
# プレゼン用のビジネスイラスト(フラットデザイン) flat illustration, business meeting scene, diverse team of professionals, modern office environment, light background, minimalist style, high quality, 16:9 aspect ratio # 出力例: 会議室でディスカッションするビジネスパーソン数名のフラットイラスト
英語プロンプトのほうが精度が高い傾向がありますが、日本語でも十分な品質が得られます。まずは日本語で試して、結果が思い通りでなければ英語に切り替えてみてください。
【ポイント2】ネガティブプロンプトで不要な要素を除去する
生成結果に不要な要素(文字が入る、背景が複雑になりすぎるなど)が出る場合は、「ネガティブプロンプト」を活用します。プロンプト入力欄の下にある「Add Negative Prompt」から設定できます。
# よく使うネガティブプロンプトの定番セット text, watermark, signature, blurry, low quality, distorted faces, extra fingers, unrealistic proportions, nsfw, dark background # 用途: 文字・ウォーターマーク・歪み・低品質を排除したいとき
【ポイント3】モデルを用途で使い分ける
Leonardo AIには複数のモデルが搭載されています(執筆時点:2026年5月)。用途に応じた選び方の目安は次のとおりです。
・Leonardo Phoenix: 総合品質が高いフラッグシップモデル。最初はこれを使う
・Flux Dev: 写実的な人物・風景の生成に強い。マーケティング素材向き
・Alchemy v2: 既存モデルに高品質フィルターを重ねる機能。仕上がりを上げたいときに有効
・Leonardo Kino XL: 映画的・ドラマティックな雰囲気の画像を生成したいときに使用
モデルによってプロンプトの効き方が異なるため、同じプロンプトで複数のモデルを試して比較するのが上達の近道です。
実務での活用例(Before/After)
活用例1: SNS投稿・ブログ記事のアイキャッチ画像
【Before】フリー素材サイトを検索して「なんとなく合う」画像を探す → 雰囲気が合わないものを妥協して使用。作業時間:20分
【After】テーマをプロンプトに書き込んで生成 → ブランドカラーとトーンに合った画像が3分で完成。作業時間:3分
使用プロンプト例:
# ブログ記事「AI活用で業務効率化」のアイキャッチ用 flat vector illustration, artificial intelligence concept, productivity and efficiency theme, person working with glowing AI interface, purple and white color palette, modern corporate style, 16:9, high resolution # ネガティブプロンプト: text, watermark, low quality, dark
活用例2: 提案書・プレゼン資料の図版
【Before】PowerPointの図形ツールで手作業のフローチャートを作る → 見た目が素人っぽくなりがち。作業時間:30分
【After】コンセプト図のイメージをプロンプトで指定して生成 → プロフェッショナルなインフォグラフィック風の画像が完成。作業時間:5分
ポイントは「シンプルなフラットデザイン」を指定することです。情報量が多い概念図より、1つのコンセプトを表すシンボルイラスト的な使い方が実務では効果的です。
活用例3: ECサイト・LP用の商品イメージ画像
【Before】商品写真の撮影は照明機材と写真スタジオが必要 → コスト・時間がかかりプロトタイプ段階では使えない
【After】「商品の外観・素材感・使用シーン」をプロンプトに記述 → ランディングページ用のモックアップ画像を低コストで作成できる
ただし、実際の商品写真の完全な代替には限界があります。「商品の正確な再現」より「使用シーンやライフスタイルのイメージ画像」として活用するのが現実的です。
AI導入の全体戦略については、姉妹サイトDXマスターズ.TOKYOでも詳しく解説しています。
うまくいかない時の対処法
問題1: プロンプトを入れても思い通りの画像にならない
・原因: プロンプトの情報量が少ない、またはあいまいすぎる
・対処法: Community Feedで気に入った画像のプロンプトを確認し、構造を参考にする。「style(スタイル)」「mood(雰囲気)」「color(色)」「quality(品質)」の4要素を必ず含めるよう意識する
問題2: 人物の顔・手が歪む
・原因: AI画像生成全般の弱点。特に手の指の本数が増減しやすい
・対処法: ネガティブプロンプトに「distorted hands, extra fingers, deformed」を追加する。また、AI CanvasのInpainting機能で問題箇所だけ再生成する方法も有効
問題3: トークンがすぐ足りなくなる
・原因: 高解像度(1024×768以上)や「Alchemy」オプションはトークン消費が大きい
・対処法: プロトタイプ段階では512×512の低解像度で方向性を確認 → 気に入ったプロンプトを確定してから高解像度で再生成する。毎日リセットされるため、大量生成は日をまたいで行う
問題4: 画像に英語の文字が入ってしまう
・原因: ロゴ・看板・テキスト要素を描くよう誤認識することがある
・対処法: ネガティブプロンプトに「text, letters, words, typography, font」を追加する。それでも改善しない場合は、AI CanvasのInpaintingで文字部分を除去・再生成する
本記事のまとめ
Leonardo AIを使いこなすための要点を整理します。
| やりたいこと | おすすめの方法 | 難易度 |
|---|---|---|
| SNS・ブログ用画像を作る | Leonardo Phoenixモデル + フラットデザイン指定 | 低(初心者OK) |
| 写実的な人物・風景を生成 | Flux Devモデルを使用 | 中 |
| 生成結果を部分修正する | AI Canvas(Inpainting)を活用 | 中 |
| 自社ブランドに合わせた画像を量産 | Fine Tuning(有料プラン)でAIを学習 | 高 |
Leonardo AIは「試すハードルの低さ」と「用途の広さ」が両立したAI画像生成ツールです。無料プランだけでも、ブログのアイキャッチ・SNS投稿・プレゼン資料の図版など、日常業務のかなりの部分をカバーできます。
まずは無料アカウントを登録して、この記事で紹介したプロンプトをそのままコピーして試してみてください。最初の1枚が生成できれば、あとは慣れるだけです。
なお、AI画像生成の商用利用にあたっては著作権・商用ライセンスの確認が必要です。Leonardo AIの商用利用ポリシーは有料プランと無料プランで異なるため、ビジネス利用を検討する際は公式規約を必ず確認してください。
AI画像生成を業務で本格的に活用したいですか?
画像生成だけでなく、ChatGPT・Claude・Geminiを組み合わせた業務効率化の実践テクニックをメルマガでお届けしています。
生成AIを”使う側”から”使いこなす側”へステップアップしたい方へ、メルマガで実践的なAI活用ノウハウをお届けしています。
